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- 巡回健診(巡回検診)とは
巡回健診とは、健康診断を医療機関などに行って受診するのではなく、健診機関が事業所・公民館・体育館などに出向いて行う健康診断のことをいいます。巡回健診(巡回検診)のほか出張健診(出張検診)・集団検診などと呼ばれることもあります。 基本的に事業所が従業員に対して行わなければならない「 法律で決められた健康診断」を短期間(短時間)・低コストで行うための健診です。 また、健康保険組合が被扶養者に対して行う場合や市町村が住民に対して行う場合もあります。
- 巡回健診で作業を行うスタッフ
- 医師
必ず1名は来て内科診察をおこないます。
- 診療放射線技師
検診車でX線撮影をします。
- 看護師
血圧や採血など色々な検査をします。
- 臨床検査技師
尿検査や心電図検査をしますが、看護師もそれら検査は行えます。
- 検査助手
医療資格のない者で看護婦や技師の補助、胃部X線撮影の補助、検診車の運転などをします。身長・体重・聴力検査を行う場合もあります。
- 健診責任者
現場の指揮をとります。通常事務担当者が行いますが、技師などの場合もあります。
受診人数、検査項目によっても様々ですが、医師・放射線技師・看護師2人の最低4人は派遣されます。
- 巡回健診を行うための条件
通常、病院で行っている医療行為を機材などを持ち込み事業所などで行うため、ある一定の条件がなければ実施出来ません。その条件とは下記のようなことです。
- ある程度まとまった人数の受診者がいる
巡回健診を行うためには、医師・看護師などのスタッフやX線を撮影するための検診車が必要となり、受診者の人数にかかわらずこれらの経費は最低かかってきます(検査項目・受診人数に関係なく最低でも20万円ほどの経費がかかります)。 ですからある程度まとまった受診者がいないと出来ないわけです。 ある程度まとまった人数とは、健診時期(11月〜3月は人数が少なくとも可能)・検査項目によっても変わりますが、おおよそ30〜50人は必要になります(もちろん実施地域・健診機関によっても違います)。 また受診者の人数が少ない場合、健診機関によっては出張料などの名目で別途費用がかかる場合があります。もちろん、受診者数が少なければ同じ検査項目であっても一人当たりの料金は高く、多くなれば安くなります。
- 検診車(X線撮影をするための車)を駐車するスペース
検診車の大きさはマイクロバス程度から大型バスまで様々です。基本的には検査項目の中のX線撮影が胸部X線のみの場合は小さな検診車、バリウムを飲んで胃の検査を行う胃部X線が含まれる場合は大きな検診車になります。概ね普通乗用車3〜5台分の駐車スペースがあれば大丈夫です。もちろんその駐車場までの道も(駐車場の入り口を含め)検診車が通れなくてはなりません。
- 健康診断を行うための会議室などのスペース
内科診察・身長・体重・血圧・心電図・採血などの検査を行いますが、30〜50人ぐらいが会議を行えるスペースが必要になります。内科診察や心電図のように衣服を着替えなければならない検査は、健診機関がカーテンなどで仕切って検査を行います。 検診車の中でX線以外に心電図など行うスペースがある場合や、身長・体重、心電図などだけを行う検診車もあります。 都心のビルでは、ビルの決まりで健康診断をビル内で行えない場合もあります。
- 巡回健診で行える検査
基本的には、全ての検査が巡回健診で行えます。人間ドックなどで行う検査はもちろんのこと、脳ドックなどでよく耳にするMRI検査から、ヘリカルCT、乳房X線撮影、婦人科の子宮細胞診検査などの検査も行えます。しかし、受診数が多くないと病院で行うよりも高い料金となります。 また、特殊健康診断、VDT健康診断、振動健康診断、THPなどもすべて巡回健診で行えます。 もちろん、機材の都合上すべての健診機関で実施可能というわけではありません。
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まめ知識その5 【巡回健診】
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